コラム
本来、コラムとはこういうものでは無いと思う。けれど、「どこの誰にヒーリングを受けているのか」ということを知っていただくことはとても大切なことだと思うので、まずは僕がヒーリングをするようになったきっかけや経緯を知っておいていただきたいと思う。これから数回に分けて、僕とヒーリングとのことを書きたいと思う。「私のヒーリングについて」という限られたスペースでは、書ききれないこともたくさんあるので。
僕とヒーリング - ヒーリングとの出会い
僕とヒーリングとの出会いは唐突なものだった。かれこれ7〜8年ほど前に遡る。当時、僕はWebやDTPなどを教える「マルチメディアスクール」でWebデザインという講義を担当していた。1コマ5時間の講義を、1日に1〜2コマ担当させて頂いていた。通ってくる生徒さんたちのほとんどが「転職」という大きな希望を持っており、言ってみれば「人生の転機」にある方々と時間を共有していたことになる。それだけに責任は重大だし、やりがいもあった。
5時間もの長丁場の講義の終了後、僕とアシスタントさんとで食事をしてから帰ることが多かった。駅の近くの居酒屋に行くこともあれば、帰り道にあるファミリーレストランに行くこともあった。
ある日、いつものように食事をしていると、なぜだか僕の左手が熱くなっていることに気づいた。具体的には左腕の肘から手のひらにかけて熱くなっていた。右手とは比べものにならないほど、その差は歴然としていた。僕はすぐに「気功だ」と思った。もちろん気功など習ったことは無いし、テレビでしか見たことは無いけれど、なぜか気功に違いない思った。今、どうして、気功ができる必要があるのかなんて分からない。でも、それは確かなものに思えた。
目の前にいるアシスタントさんに「ちょっと手を貸して」と言い、差し出された右手の手のひらを上に向け、その中心に向かって左手の人差し指をかざしてみた。「わっ、何これ、しびれる!」と言われた。そのしびれは熱さを伴うもので、手のひらから四肢の先まで瞬時に伝わったと言う。しびれと熱さが、全身を覆った。
それから数年が経ち、そんな出来事も忘れかけてきた頃、僕の部下が少し興奮しながらこんなことを言ってきた。
「先生(スクール繋がりの部下なのでこう呼ばれている)、渋谷に本物の霊能者がいるよ!HとKが行ってきたみたいなんだけど、過去のこととか体調のこととかズバズバ当てられたって!」
霊能者か。本物ということであれば一度お会いしてみたいとは思ったが、当時の僕にはお会いする理由は無かったので、話半分で聞き流していた。けれど状況はいろいろと動くもので、その話を聞いてからちょうど1年が経とうとしていた頃、僕は仕事上の問題で分岐点に立たされることになった。右へ行くか左へ行くか、その選択により大きな差が出るであろうことは薄々感づいていた。どうすべきか迷っていたところに、1年前に部下が言っていた霊能者のことが頭をよぎった。すぐに部下に連絡を取り、霊能者の電話番号を教えてもらった。電話をすると、たまたま僕が希望する時間帯にキャンセルが出たとのことで、すぐに予約を入れることとなった。
ある土曜日の昼下がり、僕はその霊能者の事務所を訪れた。生まれて初めての「霊能者」との対面だったので、少し興奮していたのを覚えている。
リーディングを通して、僕は部下の言っていたことを信用せざるを得なかった。詳細は省くが、確かに本物としか思えなかった。これは本当に、驚きの体験だった。
その霊能者は、リーディングの他にヒーリングも行っていた。さらに「ギフトのある方にはヒーリングを教えます」というスタンスでもあった。かなりドキドキしたものの、「僕にはギフトがありますか?」と聞いてみた。すると真面目な顔で「あなたできますよ。ギフトありますよ。」とおっしゃった。
それから約1ヵ月後に、僕はその霊能者にヒーリングのやり方を教えていただいた。やり方と言うよりは「コツ」と言った方がいいのかもしれない。今だからこそ分かることなのだが、ヒーリングの手法とは、皆一様というわけには行かない。自分で経験を積むことによって、独自の方法を編み出して行くものだ。それはとても自然なことであり、必然とも言える。
コツを教えていただいてから5年ほど経過すると思うが、今でのそのコツは僕のヒーリングに生きている。僕のオリジナルという「ガワ」の中身は、その霊能者に教えていただいた「コツ」が鎮座している。僕のヒーリングの始まりは、その「コツ」との出会いだったと思う。

