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コラム

自然に学ぶ

僕ら人間は「考える」生き物だ。考える生き物である限り、その思考は一時も留まることなく、常に気持ちの浮き沈みを繰り返している。浮いている時は問題は無いのだが、沈んでいる時には何かとよからぬことを考えがちになってしまう方が多いのかと思う。「親は自分のことをわかってくれない」「お金が無い」「自分ばかり不公平だ」など、そのマイナスな思考はとめどなく溢れてくる。そのような思考を抱えた時期が長くなればなるほど、再び浮上をするには時間と労力がかかってしまう。ヒーリングやカウンセリングなど外的要因に頼るとしても、最終的には自分の内側、自らの意思により浮上をする必要がある。

そのような状況に陥らないようにするため、もしくは陥ったとしても自ら浮上することが不可能になるほどまでに沈み込まないために、意識をして頂きたいことがある。それは「自然に学ぶ」ということだ。

人間は自然の一部だ。服を着て、料理をして、屋根のある家に住んでいるのかもしれないが、この地球上に生を受けている限りは、人間も草木と同じく、自然を構成する要素の一部に過ぎない。
太陽は人間や動植物に暖かさを与えてくれる。草木は酸素を与えてくれる。土壌は水を浄化してくれる。それらは決して報酬を求めたり過剰な要求をすることは無いばかりか、他力本願になることなども無い。太陽が暖かさを量り売りするだろうか。草木は養分を必要以上に要求するだろうか。土壌はその仕事を放棄し、他者に依存することがあるだろうか。
人間はどうだろう。人間は常に求め、差別化をはかり、保身に勤めて来た。結果として喜び、悩み、疲れて来た。人間は他の誰でも無い、自らの意思により、気持ちの浮き沈みを作り出して来たのではないか。

気持ちが沈んだ時には自然を意識するといい。自然は常に万人に対して平等であり、要求をすることも無い。「無償で与えて」くれる。外に出て、太陽の熱で温まり、風の流れを全身で感じてみるといい。すると自ずと自然に対して感謝の念が沸いてくるだろう。その感謝の念は、いずれ親、兄弟、友達など、自分の周りの方々へも向けられる。そして自分の進むべき方向が見えてくる。自然は偉大な教科書のようなものだ。

 
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